【FF15】まぎれもないオープンワールド。だが底辺だ。

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ゲーム全般

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FF15の発売から1週間ほど経ちました。クリアしたという方も増え、ネット上でも感想が飛び交うようになってきました。

その中には「オープンワールドとしては面白かった」という声。
その一方で「こんなのオープンワールドじゃねぇ!」という声も。

私はオープンワールドというジャンルが大好きで、FF15にはその部分でも期待を寄せていました。

そんな私はこう思いました。

まぎれもないオープンワールド。だがオープンワールド界の底辺だ。

※ストーリー編に続き酷評記事になっています。FF15のオープンワールドを楽しめた方は気分が悪くなるかもしれません。ですので、それでもいいという方、もしくは同じように不満を抱いた方に読んでいただけたら幸いです。

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はじめに オープン部とリニア部

FF15のフィールドを評価する上で押さえておくべきポイントがあります。それは、このゲームはオープンワールドの部分リニア(1本道)の部分で構成されているという点です。

↓ディレクターの田畑氏の言葉を抜粋

『FFXV』は、ゲームの全体の構造として、オープンワールドのパートとリニ アのパートを両方入れています。 前半はオープンワールドがずっと続くのですが、 後半はストーリー主導でリニアに進みます。

つまり、

オープンワールドとしての領域=リード、ダスカ、クレイン
リニアとしての領域=オルティシエ、帝国領、テネブラエ、王都インソムニア

この2種類は分けて評価すべきだと思っています。

今回の記事ではオープンワールド部分について見ていきます。

広い=面白いではない。 昨今のオープンワールド事情

オープンワールドゲームがリリースされる度に必ずといっていいほどマップの広さは話題になります。特に2010年前後では広さに対してゲーマーは敏感に反応していました

しかし、多くのメーカーがこの手のジャンルに挑戦し始め、オープンワールドゲームが巷に溢れるようになった昨今ではそこまで広さは重要視されなくなったように思えます。

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引用:オープンワールドの世界広さ比べ、一番広いのはどこだ!

オープンワールドゲームに慣れたプレイヤー達はパッと見の広さではなくその質を見極めるようになってきたのです。

ここで言う質とは、
そこに何があるか、何ができるか、です。

広さは十分。問題はそこに何があるかだ

それでは、FF15について見ていきます。

オープンワールド部分のマップです。(ちょっと全体を写しきれていませんが。)

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一見たくさんの冒険ポイントがありそうです。
しかし、これらのアイコンのほとんどが採取地です。

採取地を表示させないとこうなります。

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パーキング、キャンプ場、釣り堀、道の駅程度の拠点、数えられる程度のダンジョンしかありません。(パーキングとは言っても単なる路駐スペースもあります。)

街と呼べる場所はレスタルムだけです。

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全体的な広さは十分だったと思います。

しかし、ここで言いたいのは広さではなく、歩いた先に/何があって/どんなことが/どれくらい起こるかです。

実際にこの手のゲームをプレイしたことのある人ならわかるはずです。

数分歩けば何かが起こる。何かがある。

それが高品質のオープンワールドであり、我々がFF15にも求めていた姿です。

何も起こらない道、何もない家

注意:以降、比較対象として他のオープンワールドゲームを用いて説明します。そもそものゲームデザインが違うので賛否あるかもしれませんが、FF15が何もないことうまく説明するためには比較対象がないと伝わらないと思いました。この表現方法についてはご了承ください。

スカイリムやFalloutを例にします。

住人たちはそこに生きていて生活をしています。昼は畑仕事、夕方には酒場、そして深夜に帰宅し眠りにつく。

畑へ向かう途中野党に襲われることもあるかもしれない。助けるか見過ごすかはプレイヤー次第

これが仕組まれたイベントではなく偶然起こるのです。

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無数にある洞窟を探検し様々な効果を持つ沢山の装備を手にいれる。道中見つけた家に忍び込み貴重な錬金素材を盗み出す。

道を歩けば何かが起こり、何かがあります

Skyrim2Skyrim

これがオープンワールドの面白さの一つ

FF15はどうだったでしょう。
”?”のアイコンに向かう途中に何か面白い出来事はありましたか?

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建物の探索、楽しかったですか?

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心踊るアイテムに出会えましたか?

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付きまとう制限

とにかく自由に行動できることが少ないのです。

自由がない・・・ではなく制限されている。そういうイメージのほうが近いかもしれません。

泳げない海、登れない山、降りれない谷、自由に運転できない道路、操作できない船、道路にしか着地できない飛行機、飛び降りれない大地。

せっかく広い舞台が用意されていても、これらができないだけで窮屈に感じてしまうのです。

これはGTA5の画像です。

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オープンワールドと言っても全てができるわけではありません。スカイリムやFalloutには乗り物はありませんから。

ですので、FF15においても全てを盛り込む必要はないのですが、せっかく車があるのだから多少の無茶な運転もしてみたかったし、飛空艇モード時に山や建物に着地できるようにはして欲しかったです。そしてそのような場所から徒歩で探索できたらより一層この世界を楽しめたと思います。

見えない壁もたくさんありましたしね。
こんな素敵なアーチ岩なのに何故登れないのでしょう。

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車の上に乗れるだけでも私たちは喜べるのに・・・

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変わらない景色 ファンタジーはどこにあるのか

最初はこう思いました。

「キレイ!広い!他にどんな景色が見れるのだろう!?」

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しかしそのテンションもチョコボをゲットするあたりがピーク。ラムウのお使いをしている頃に少し疑問に思い始めるのです。

なんか・・・あんまり変わらないね・・・と。

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そもそも広大とは言え実際の距離としては数十キロ程度。そこに異なる風土、環境を入れ込むのはFF15に限らず限界があり、一様に似た風景になっても仕方がないのです。それは理解できます

レッドデッドリデンプションなど有名なオープンワールドゲームでも抱えている悩ましい問題でもあります。

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であればファンタジーという世界を存分に活かして、現実とはまったく異なる環境を入れ込めば良かったのです。

未知の惑星を舞台にしたゼノブレイドクロスのように。

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この世界はこういうぶっ飛んだ地形なんだよ。
なぜかって?
それはファンタジーだからさ!

それで済ませば良いのにリアルとファンタジーの融合にこだわった結果がこの中途半端で平坦なフィールドです。

特に高低差のない地形が単調さを浮き彫りにしています。

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浮遊大陸・・・は贅沢かもしれませんが、せめて高所から見渡せるようなポイントが沢山あってそこへ行くことができれば、登っても楽しい、遠くから見ても楽しい。

そう思わせることができたのではないでしょうか。

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自社製品のノウハウは活かされたのか

シリーズ過去作品のノウハウをもう少し活用して欲しかったという思いもあります。

完全なオープンではありませんが、FF14は高低差のある魅力的な大地でした。どこまでも飛べるし、多くのポイントに着地できました。

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最初からそうだったわけではありません。プレイヤーの声と真摯に向き合ってバージョンアップを重ねてきたのです。

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どういう地形がファンタジーなのか。より美しく見せるにはどうすればいいのか。

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オープンなフィールドで何をすることが楽しいのか、何をさせたら苦痛なのか

FF14ではそれらをしっかり分析していました。

もしFF14チームの意見を取り入れていればもっと魅力的なマップができたかもしれないし、そこで何をさせるべきかの参考にはなったはずです。

少なくともカエルイベントはなかったはずです。

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FF15は新生FF14より前から開発していたのでマップについては修正効かなかったかもしれませんけどね・・・

それでも一定の役割は果たしたスクウェア・エニックス

オープンワールドとして楽しめたという方へ

今回のFF15で初めてオープンワールドを体験した方は多いんじゃないでしょうか。

「探索楽しい!寄り道が楽しい!」

私はそのような方がうらやましいです。
なぜならこの世界にはこのFF15より面白いオープンワールドゲームが溢れているからです。記憶を消してもう一度やりたいゲームがたくさんあります。

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FF15をきっかけに、次は違うオープンワールドにチャレンジしてみてください。上質のオープンワールドを知り、このジャンルを好きになってください。

ここまで散々酷評しましたが、こんな私でもこの作品をある程度は楽しめました。それはFF15が面白かったのではなく、オープンワールドというジャンルが面白いからだと思います

今回初めてオープンワールドに触れたという皆さんがもっとこのジャンルに興味を持ちたくさんのゲームをプレイしてくれたら、近い将来国産でも洋ゲーに並ぶオープンワールドが生まれるかもしれません

これだけは評価。スクウェア・エニックスは一定の役割を果たした。

普段からゲームをかなりプレイする人にとってオープンワールドとは誰もが知っている言葉でしょう。 しかし、未だにこのジャンルに挑戦したことのないライト層は多いと思います。

それはオープンワールドの代表作が洋ゲーに集中しているためです。 ライト層にとって洋ゲーをプレイすること自体ハードルが高いのです。

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そのライト層をこのジャンルに引き込むことができるのはゲーム業界(とりわけライト層)を牽引してきたスクエニにしかできないことです。

普段ゲームをしない人でも買いたくなってしまうのがファイナルファンタジーやドラゴンクエストの強みです。

ライト層をこのジャンルに”引き込んだこと”については素直に賞賛すべきです。

しかし評価すべきは”ライト層を引き込んだこと”であってFF15のオープンワールドとしてのゲーム性は評価されるべきではありません

私の幼少の頃の思い出は旧スクウェア、旧エニックスのゲームばかりです。今でもスクエニが好きであることに変わりありません。

だからと言って乱立する酷評レビューに対してスクエニを擁護することは絶対にしたくありません

ダメなところを無理やり褒めて「このままの路線でいいんだ!?」と思われてしまいたくないのです。アマゾンレビューが過去に類を見ないほど荒れている理由を考えて欲しいのです。

今後もファイナルファンタジーシリーズをプレイしたいです。世界に胸を張れるようなオープンワールドを作ってほしいのです。

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だからこそ言います。

現状のFF15は

オープンワールド界の底辺です。

終わりに

長くなりましたが、以上がFF15をオープンワールドとして見た場合の率直な感想です。

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↑ だいーぶ昔に書いた記事を最近投稿したので最近の作品はありませんが、オープンワールドゲームの定番作品をおすすめしています。

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↑ 2017年3月追記
オープンワールドとしては最高峰の出来です。ニンテンドースイッチかWiiUを持っている方には絶対におすすめできます!

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