海外のゲームソフトをやってみたい！海外旅行先でゲームソフトを買った！
でも日本で買ったゲーム機で動くの？
という方のために主流なゲーム機毎にまとめてみました！
海外版ソフトが日本のゲーム機で動くかどうかはそのゲーム機によります。
（厳密に言えばゲーム機とソフトのリージョンコード[後述]）
輸入版のゲームソフトを購入したり、旅行先で知人へのプレゼントとして購入する場合は要注意です。
まずは一覧表で確認しよう！
Contents
ハード別一覧表
| 区分 | 機種（ハード） | 北米版 | アジア版 | 欧州版 |
| 据え置き機 | PS1 | × | × | × |
| PS2 | × | × | × | |
| PS3 | ○ | ○ | △(※1) | |
| PS4 | ○ | ○ | △(※1) | |
| Nintendo 64 | × | × | × | |
| ゲームキューブ | × | × | × | |
| Wii | × | × | × | |
| WiiU | × | × | × | |
| セガサターン | × | × | × | |
| ドリームキャスト | × | × | × | |
| Xbox | △(※2) | △(※2) | △(※1) (※2) | |
| Xbox360 | × | ○ | × | |
| XboxOne | ○ | ○ | △(※1) | |
| 携帯機 | ゲームギア | ○ | ○ | ○ |
| ゲームボーイ | ○ | ○ | ○ | |
| ゲームボーイアドバンス | ○ | ○ | ○ | |
| ニンテンドーDS(Lite含む) | ○ | ○ | ○ | |
| ニンテンドーDSi | △(※3) | △(※3) | △(※3) | |
| ニンテンドー3DS | × | × | × | |
| PSP | ○ | ○ | ○ | |
| PS Vita | ○ | ○ | ○ |
赤字：いわゆるリージョンフリー（後述）のゲーム機で、ソフトも比較的入手しやすいもの。初めて海外のゲームにチャレンジする方はこれらのゲーム機がおすすめです。
※1について：欧州版はテレビの映像方式が日本と違うため、S端子/コンポジット/D1・D2端子は画面が映りません。D3/D4/D5かHDMI端子なら映ります。
※2について：Xboxはちょっと複雑でプレイできるものとできない物があります。あらかじめネットで調べてから購入してください。
※3について：DSiに対応しているソフトはプレイできません。例えば北米版のポケモンブラック、ホワイトなどはプレイできません。
なぜプレイできないゲームがあるのか？
リージョンコードが設定されている
ゲームだけではなくDVDやブルーレイにもリージョンコードというものが存在します。このリージョンコードは指定された地域以外では再生できないようにする機能です。
もう少し詳しく言うと、ゲーム機側のリージョンコードとゲームソフトのリージョンコードが一致した場合にのみプレイ可能になります。
↓はDVDのリージョンコードです。
プレイステーション２を例にすると、PS2本体はリージョンコード2。アメリカで購入したソフトをプレイしようとしてもアメリカのリージョンコードは1なのでPS2本体と一致せずプレイできません。
| リージョン コード | プレイ可能な地域 | 備考 |
| 0 | 全世界 | 通称：リージョンフリー |
| 1 | アメリカ カナダ | 通称：北米版 |
| 2 | 日本 中東 西・中央ヨーロッパ エジプト 南アフリカ | 通称：日本版/欧州版 |
| 3 | 東南アジア 香港 マカオ 韓国 台湾 | 通称：アジア版 |
| 4 | 中央アメリカ カリブ海諸国 メキシコ オセアニア 南アメリカ | |
| 5 | アフリカ 旧ソビエト連邦諸国 インド アフガニスタン モンゴル 北朝鮮 | |
| 6 | 中国 | |
| 7 | 予備 | |
| 8 | 航空機等の国際領域 |
ちなみに最初の「ハード別一覧表」でDSとDSiで差があるのは、DSはリージョンフリーで、DSiからリージョンロックがかかってしまったためです。
なぜリージョンコードが存在するの？
表現の規制
例えばアメリカで発売されたゲームにグロテスクな表現やアダルトな表現が含まれていたとしましょう。仮にそれらの表現が日本で禁止されていた場合でも、そのゲームを輸入してしまえばプレイできてしまいます。そのためにリージョンコードで規制をかける場合があります。
ですので、日本版では一部のシーンがカットされて不満が出ることが多々ありました。わかりやすい例がFallout3というゲーム。核爆弾で街を吹き飛ばすというイベントがあるのですが、日本版では丸々カットされてしまいました。これは日本特有の措置ですね。
国ごとの発売日の違い（商業的戦略）
ゲームでも映画でもアメリカで先行発売（先行上映）されて、日本ではその数ヶ月後に発売されることはよくあります。
日本とアメリカでは販売会社が違ったりするので、日本で未発売の時期に北米版を輸入してプレイできてしまうと日本の販売業者が損してしまうのです。
ゲーム機のリージョンコードはなくなりつつある
最初の表「ハード別一覧表」を見ての通りPS3・PS4・PS Vita、Xbox Oneなどはリージョンフリーになっています。
つまり最近のゲーム機はリージョンフリー化の傾向にあります。
理由は単純で、この規制はユーザーにとってなんの得もないもので販売者側の都合によるものだったからです。この記事を読んでいるあなたと同様に、世界のゲーマー達は他の国のゲームをプレイしたいと考えているのです。その声にメーカー側が耳を傾けるようになったのです。
リージョンフリーにすることは販売会社として世界中の人にプレイしてもらえる機会があるのでメリットにもなり得ます。
時代の流れで売り手側の考えが変わってきたのでしょう。
ソニーはPSPやPS3といった早い段階からリージョンフリーに踏み切り、最近になってMicrosoftもXbox Oneをリージョンフリーにしました。
それに対し一歩遅れているのが任天堂ですが、次世代機であるNXはリージョンフリーになるのでは、と推測されています。
終わりに
基本的には「ハード別一覧表」の通りなのですが、念のため「タイトル名 海外版」などのキーワードで検索して動作するかを確認してから購入してください。
また、以前の記事でおすすめの海外版ゲームとしてPS2のタイトルをいくつか紹介していますが、表のように日本のPS2本体では動作しないので注意してください。
例えばドラゴンクエスト８の海外版をプレイしたい場合はiOS版やAndroid版を購入してください。（海外アカウントを作成する必要があります）
今回の記事が皆さんのお役に立てたら幸いです！
