2016年、コーエーテクモから発売予定のアクションRPG「仁王」。
「大鷲のトリコ」や「ファイナルファンタジー ヴェルサス XIII(現在のFF15)」と並びなかなか発売されないゲームとして有名な本作。
世間では和風ダークソウルと表現されることもあり期待を集めていますが、その開発は10年以上にも及び、背景には紆余曲折あったようです。
和風ダークソウルとなり得るか?!期待のジャパニーズゲーム
Contents
仁王 さくっとゲーム内容まとめ
ゲーム概要
妖怪達が蠢く幽玄の和風戦国世界を舞台に金髪碧眼の侍ウィリアムが戦う「戦国死にゲー」、「ダーク戦国アクションRPG」。
商品概要
コーエーテクモゲームス
タイトル: 仁王
対応機種: PlayStation 4
ジャンル: ダーク戦国アクションRPG
発売日: 2016年発売予定
価格: 未定
CERO: 審査予定開発
ゼネラルプロデューサー:シブサワ・コウ
プロデューサー :鯉沼久史
ディレクター :早矢仕洋介/安田文彦引用:4gamer
主要スタッフ
シブサワ・コウ
コーエーの創業者。現コーエーテクモホールディングスの代表取締役社長、襟川陽一・・・がゲーム開発者として名乗るペンネームのようなもの。
『信長の野望』『三國志』などコーエー主力タイトルを手がけている。
鯉沼 久史
コーエーテクモゲームス取締役社長。
『無双シリーズ』『討鬼伝』を手がけている。最近の作品は『進撃の巨人』。
早矢仕洋介
『NINJA GAIDEN』や『デッド オア アライブ』で知られるTeam NINJAのリーダー。
発売までの経緯
わかりやすく時系列でまとめてみます。
2000年代前半
戦国時代を舞台にしたRPGとしてPS2をプラットフォームとして開発スタート
プロトタイプである程度の形にはなるも最初に構想していたような面白さが不足していると感じたため、開発を一度中断。
2010年
旧コーエーと旧テクモが合併しコーエーテクモホールディングスとなる。
→ここでTeam NINJAが合流し、RPGからアクションRPGへと方向転換する。
2010年代前半
Team NINJAの合流により、結果として『NINJA GAIDEN』に近づきすぎてしまう。
再度の仕切り直しが行われ,その結果,現在の仁王になった。
参考 PS3用として開発されていたと思われる映像
体験版レビュー
和風ダークソウルとなり得るのか?!
体験版を3時間程度やってみての感想は、
「ごちゃごちゃしすぎ!」
ということ。
(まだ完走してないので、詳細な感想は別途記事にします)
世間では和風ダークソウルと表現されることが多いですが、実際にやってみるとNINJA GAIDENが一番近かったです。それをベースにダークソウルっぽい雰囲気を無理やり付け加えたような印象でした。
まじでなんとかソウルなんだけどwwwww #仁王 #PS4sharehttps://t.co/E8utP4ospu pic.twitter.com/77vT4gCYzt
— すしまろ@ゲーム相互歓迎! (@sushimaro761) 2016年4月26日
中途半端・・・ という表現が一番しっくりきます。
死に覚えゲー、ハクスラ、アクションの切り替え、スキル、オープンワールド風ステージ。ダークソウルだけではなく、どれも既視感を覚えるゲームデザインで、コーエーテクモらしさは”軽いアクション”だけだったではないでしょうか。
仕様がなかなか決まらずに、次から次へと流行りの要素を足していってしまったように思えました。
ターゲットもどの層を狙っているのかわかりませんでした。10年間の開発費を取り戻したいなら無双シリーズのようなお手軽さにするか、もしくはプライドを捨ててもっとダークソウルに近しい”流行りの形”にするべきでしたが、NINJA GAIDENの形を色濃く残してしまったのです。
しかしNINJA GAIDENとも言えないごちゃごちゃしたシステムはどの層を狙ってるのかわかりませんでした。
少なくともソウルシリーズファン達には受け入れずらいのではないでしょうか・・・
つまり和風ダークソウルにはなり得ない!
というのが率直な意見です。
なので、ダークソウルというイメージは捨てて、コーエーの新規アクションゲームという認識でいたほうが良さそうです。
根幹のゲームシステムは今更変えられないはずなので、「敵の超火力」「スタミナ管理」「武具の耐久値」「敵の配置」といったゲームバランスの部分を修正することで、少なくともクソゲーにはならず凡ゲーにはなるのではないかと思います。
終わりに
全体を通して酷評になってしまいましたが、今回はまだα体験版です。
長い開発期間で色々あったかもしれませんが、開発中止にならずにここまでこぎつけたことは素直に賞賛します!
体験者の意見をうまく取り入れた楽しいアクションゲームが完成されることを期待しましょう!