登場人物の見た目や名前がホストっぽいために、物語が軽そう=つまらなそう と思っている方はきっと多いでしょう。特に昔からのファンほど「コレジャナイ」といった印象を受けているかもしれません。
私自身がそう思っていました。
しかし関連する映像作品を見れば180度印象が変わります!
FF15はかつてない程大人向けな作品である
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FF15の印象が悪い理由
私の場合・・・ですがおそらく皆さんと同じ理由でしょう。
見ての通り。全身黒ずくめのチャラそうなキラキラネームのお兄ちゃんたち。従来のファンはこれでもう拒否反応を示す方がいるでしょう。
チャラそう、軽そう、つまらなそう。
こういった印象を持つことでしょう。
ではこちらの画像はどうでしょうか?
なんとも壮大なストーリーを想像させますね!
後述しますが、これはFF15の関連作品の一つで「キングスグレイブ」という映画です。
実はFF15には「興味を持ってもらうための入り口が3つ設けられている」のです。
FF15の3つの入り口
Final Fanasy XV には本編であるゲームに加えてアニメ作品、映画作品といった関連作品が公開されています。
1つ目の入り口:ゲーム本編
2つ目の入り口:映画(KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV)
3つ目の入り口:アニメ(BROTHERHOOD FINALFANTASY XV)
なぜこんな展開をしたのか。その目的の一つは「興味を持ってもらうための入口を増やすため」だそうです。
つまりゲームの映像を見て悪い印象だけを持ってしまった方こそ映画かアニメを見るべきなのです。
映画:KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(キングスグレイブ)
この作品は映画です。FF15のあらすじを簡単に言うと
1.ルシス王国(主人公の国)とニフルヘイム帝国が戦争中
2.ルシス王国で停戦調停するはずだったが帝国が裏切りクリスタルを奪われる
3.王様(主人公の父)は事前に主人公を逃がす
4.結果ルシス王国は帝国に占領される
こういったストーリーです。
ゲームの本編は占領から逃れた主人公の立場でプレイすることになりますが、この映画では占領される前後の出来事を王(父)の視点で描いています。
映画のキャッチフレーズ「全ては”未来の王”のために」
ここで言う”未来の王”とは主人公を指しています。
王子を生かすための王様の奮闘を描いたのがこの映画。「王」として国を守り、「父」として息子を逃がすまでの様子が描かれています。全ては”未来の王”(主人公)に託したのです。
もちろんゲーム本編でも描写はされると思いますが、この映画を見ておくと、主人公たちがいかに「重いものを背負わされている」かがわかり、車で楽しそうに旅をしていたゲーム本編の主人公たちのチャラい印象が180度変わるはずです。
この車も「父の遺産」と考えると・・・ちょっと印象が変わりますよね。
この映画ではFF15の重厚なストーリー・バックグラウンドを感じることができます。
キングスグレイブを見る方法
この記事を執筆している時点でほぼ全ての映画館で上映終了しています。
ですので、動画配信サイトでレンタル(あるいは購入)するか、ブルーレイ版を購入しましょう。
(興味を持っていない人がいきなり2時間もの映画を見るのはしんどいかもしれないので、その場合は後述のアニメ作品(1話 約10分程度 合計5話)を先に見てもいいと思います。)
動画配信サイトで見る
プレイステーションストア、dTV、アマゾンビデオ、iTune、TSUTAYA TVなど様々な配信サービスで提供されています。
詳しくは公式サイトで確認してください。
ちなみに私はアマゾンビデオでレンタルして500円でした。
吹き替え版と字幕版があるのでお好みで。
ブルーレイ版を買う
色々な特典を付けてパッケージ販売してます。
1.映画のみ
2.映画+ゲーム
3.映画+ゲーム+アニメ
この3種類があります。
こちらも詳しくは公式サイトを参照してください。
映画館で見る
この記事執筆時点(11月中旬)でほとんどの映画館で上映終了していますが、ゲームの発売に合わせて再上映する映画館もあります。
こちらも詳しくは公式サイトを参照してください。
アニメ:BROTHERHOOD FINALFANTASY XV(ブラザーフッド)
FF15のテーマの一つとして「友情」というものもあります。仲間達との友情です。それらを描いたものが、このアニメ作品であるブラザーフッドです。
仲間達との過去の話が中心です。
例えば仲間の一人のプロンプト。
こいつが一番チャラそうに見えます。というか実際にチャラいです。
しかしアニメで見る彼の過去は・・・
なんと!
ハンバーガーを愛する消極的な太っちょだったのです!
そんな彼がなぜこんなイケメンチャラ男になったのか。どういった経緯で王子である主人公と関わることになったのか。そういった仲間たちの背景を知ることができるのがアニメ作品であるブラザーフッドです。
どうでしょう?!先ほどの映画キングスレイブとはまた違った印象を受けませんか?
この映像を見ると「ホスト軍団」といった印象はなくなるはずです。
ちなみにbrotherhoodとは兄弟のような関係といった意味があります。
仲間達との絆を象徴したタイトルですね!
ブラザーフッドを見る方法
公式サイトから無料で見ることができます。
エピソード1~5まであり、それぞれ仲間達のバックストーリーが描かれています。
(1話 約10分程度 合計5話)
直接Youtubeからでも見れるので、最初のエピソードだけ張っておきます!
無料だし短くサクっと見れるので、映画「グングスグレイブ」よりは気軽に見れます。
アニメから入るのもアリだと思います!
余談
FF15では「仲間との絆」「成長」もテーマの一部です。
それを象徴するようにこのゲームの主題歌は「スタンドバイミー」なんです。
(↓の動画では2:10あたりから流れます)
体験版(というか本編)の冒頭、車を押すシーンでこの曲が流れるんですが、それだけでこのゲームのテーマを感じることができました。アニメ作品を見ておくと彼らの会話の印象が変わってくるはずです。
ゲーム内では約10年の歳月が流れるようです。主人公がどのように成長していくのかが見ものです。
映画、アニメを見ないと本編についていけないの?
ここまで一生懸命説明しましたが、見なくても全然問題ないです(笑)
あくまで背景を詳細に描写しているのが映画とアニメ。ゲーム本編だけでも十分ストーリーに入り込むことは可能だそうです。
なのでゲーム本編の後に見てもいいかもしれません。
FF15のディレクター田畑氏も同様の発言をしていました。
ただ、物語の背景を事前に知っておくことで間違いなくゲーム序盤からストーリーに入り込んでいけると思うので、見ておくことをおすすめします!
どっちから見ればいいの?
興味を持ったほうを見るのでいいと思います。
しいて言うなら短くサクっと見れるアニメ「ブラザーフッド」をおすすめします。
アニメに抵抗ある方は映画を、といった感じです。
終わりに
これらの複数のメディア展開を公式では「ファイナルファンタジーユニバース」と呼んでいます。
FF15のディレクター田畑氏は「FF15を遊ぶときの体験が最も高まるよう準備する」「入り口を複数設けること」と語っていました。
実際に二つの作品を見てみると、”つまらなそうな”チャラホストファンタジー”という印象だったのが、まるでロードオブザリングのような濃密なストーリーを、あるいはスタンドバイミーのような少年たちの成長物語のように見えてきます。
今までFF15に興味がなかった方、あるいは初期のトレーラーや画像だけで失望してしまった方。是非とも映画かアニメを見てその印象を逆転させてください!
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